前回の記事では、インテリアを整える3つのポイントの2つ目『テイスト』について深堀しました。
今回は3つ目を掘り下げていきます。
記事を始める前もう一度インテリアを整える3つのポイントをご紹介します。
- 木目の色をそろえること(前回記事へ)
- インテリアテイストをそろえること(前回記事へ)
- カラーコーディネートを整える
以上の3つを見直せば、お家のインテリアも自然とまとまってきます。
この章では3つ目『カラーコーディネート』について深堀していきます。
3|カラーコーディネートを整える
インテリアを整えていくのに、カラーはとても重要な要素です。
沢山のカラーを上手に使ってまとめられるのはやはり上級者。
まずはカラーの基本を知って、お部屋を整えていきましょう。
3-1| インテリアのカラーコーディネートでやりがちな失敗例2選
カラーコーディネートではどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。
ついついやってしまいがちな例を紹介します。
1| 好きな色をふんだんに使ってしまう
こちらの絵を見て下さい。
ソファー、ラグ、TV台、小物に至るまで赤がこれでもかと使われています。
赤の分量が多すぎて少し落ち着かない部屋になっていますね。
2| 沢山の色を使いすぎてしまう
こちらの絵は色を沢山つかっている絵です。
なんだか色が浮いてみえるような・・・落ち着きのないお部屋になっています。
色って難しい。
どうしたら良いの?
3-2 | カラーコーディネイトを成功させる2つのポイント
色は本当に奥深いです。
メイクやファッションの世界でも使われますが、ブルーベース、イエローベースなど同じ色味でもその裏にある色で分類があったりします。
まずはベースの2つの考え方をマスターして、お部屋づくりに活かしましょう!
1| カラーバランスの黄金比って?
インテリアを考える際のカラーバランスでも黄金比があります。
ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=70:25:5と言われています。
ベースカラー:基調となる色です。多くの場合、壁や天井の白系がそれにあたります。
アソートカラー:ベースカラーの次に面積の多い色で、ベースカラーに合わせて引き立てる色です。インテリアでは、床や家具、ドアの色など木目の色がそれにあたるケースが多いです。
アクセントカラー:差し色です。そのお部屋の個性を演出します。
先ほどの赤いお部屋をこの黄金比に沿って整えてみます。
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赤が引き立つ落ち着いた雰囲気になりました。
before → after
カラー配分はこのような形です。
アクセントカラーは控えめにいれた方がまとまりやすいのですね。
まずは、この黄金比を意識してお家のインテリアも見直してみましょう!
2| カラーを沢山使いたい場合はトーンを意識しよう!
トーンとか言われても、分からないし・・・。
そんな方でも『モノトーン』という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
白・黒・グレーの事ですよね。
トーンとは、似たような色味で分類されたグループのようなものです。
こんな感じで分かれています。
出典元:日本色研事業株式会社
PCCSトーンより引用
この輪の色グループごとに合わせると、カラーを多めにつかってもまとまりが出てきます。
なかなかこの分類を細かく見分けることは出来ないと思うので、
- ポップな感じ
- ビビットな感じ
- くすんだ感じ
- モノトーン
くらいの意識で十分だと思います。
では、先ほどのカラフルなお家を落ち着いたくすんだ色味でトーンをそろえて整えてみましょう。
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まとまった雰囲気になりました。
before → after
同じ色味でもトーンを合わせると統一感がとれますね。
3-3| まとめ
カラーはとても奥深いですが、まずは最初のステップとして2つのことを意識しましょう!
- カラーバランスは黄金比(ベース・アソート・アクセント=70:25:5)を意識しよう!
- 色を複数入れるときはトーンを意識しよう!
いかがでしたか?
ベースのインテリアをととのえてあげることはお洒落ハウスの第一歩。
お家を見直してみましょう!