フリーランスのインテリアデザイナーがママになって正社員を選んだ3つの理由!

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昨年子供を出産した筆者。

子育てを通して自分のこれからの仕事を考え、フリーランスをやめて正社員として働くことに決めました。

普通逆じゃない?と思いませんか。フリーランスって自由に働けるイメージあるし。

今回のブログではフリーランスの現実と、最終的に正社員になることを選んだ理由を書いていきます。

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1|インテリアデザイナーの私がフリーランスという働き方を選んでいた理由

そもそもなぜ私がフリーランスの道を選んでいたかというと「社長のいう事を聞きたくないから」。

以前勤めていた会社でマネージャー職もして分かったことは、組織にいる限りは会社のいう事を聞かないといけないということ。

いくら「会社をよくしよう!お客さんのためにこうしよう!」といったところで、最終判断をするのは会社。それに従わなければいけないのが社員。

当時の社長とバトってしまった(笑)私は、転職しても最終的には上層部のいうことを聞かなければいけないのは嫌だなと思いフリーランスの道に入りました。

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嫌な人とも付き合わず、働き方やお客様への対応の仕方も自分で決められるフリーランス生活は快適でした。

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2|ママになってフリーランスから正社員に戻ることを決めた3つの理由

フリーランスで悠々自適に仕事をしていた私ですが、子供が生まれて働き方を考えるようになりました。最終的にフリーランスではなく正社員で働く道を選んだ理由は大きく3つあります。

2-1|オン・オフの切り替えが出来ない

フリーランスと言えば、「働く量も時間もフリー!」というイメージがあると思います。
それは一見子育てママには合っているような気がしますが、裏を返すと常に仕事に片足を突っ込んだ状況になるのです。

フリーランスだとリスクヘッジのために、数社から仕事を請け負いますよね。そうなると各社休みや連絡ツールが違うので、結局常にどこかから連絡が入っている状態になります。

休みとして一切対応しないと割り切れる人は向ているかも知れませんが、お仕事をもらって責任をもってやっている以上、休みだろうが業務時間後だろうが気になって一旦確認してしまうのが現実。

確かに仕事を始める時間は自由だし、お休みも自由ですが、現実は常に頭の半分がお仕事に浸かっているような状態になるのがフリーランスなのです。

2-2|安定した収入が得にくい

フリーランスだと、面倒くさい社内研修や会議のあれこれがなく、仕事に集中でき、やった分だけお金が入ってくるので同じ案件数をこなしている社員さんよりも実入りが良いと思います。

・・・が、当たり前ですがやらないと入ってこないのです。

子供がいて今までのような沢山の仕事をこなすのは無理があります。フリーランスではいられても、子育てしながらやれる範囲の仕事量で計算すると収入は下がってしまうのです。

「固定給」という仕事の量に関わらずお金が入ってくる正社員は、ママの心の安定にもつながってくるると思いました。

2-3|ヘルプを求める相手がいない

フリーランスではめんどくさい人付き合いから逃げてきました。「いやだな」と思ったら取引をやめればよいだけなので、人間関係で悩むことがすごく減りました。

ただその反面、何かあった時に基本的には自分で解決しないといけないです。

自分が頑張ればよかった時と違って、ママになると自分と子供(と時々夫。笑)のことも考えながら仕事をする必要があります。正社員であれば、チームや上司にヘルプを求めることが出来ます。

ヘルプを求める場所があるということは、ワーママにとって必要不可欠なことだと思います。

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「フリーランス」というと、自由に働ける良いイメージがありますが、その分責任はすべて自分にのしかかります。現実をしっかり想像してから選択したいところです。

3|子育てとの両立をするために会社選びで重要視した3つのポイント

正社員になることを決めた私ですが、どの会社に入るかがかなり重要なポイントになってきます。会社選びで重要視した4つのポイントをお伝えします。

3-1|業務範囲と責任範囲の確認

業務範囲と責任範囲が大きければ、その分収入も上がります。ただ、子供抱えながら今までのような広い範囲の仕事をするのは、難しいと業務範囲の選択にはこだわりました。

私の例でいうと、リノベーションのデザイナーの仕事を設計監理という立場でやっていました。

◆設計・デザイン

◆お見積り・予算管理

◆工事監理

◆引き渡し

かなり広い範囲をやっていました。
こうなってくると必然的に、そこに付随する突発的なトラブルやクレームなども対応しないといけなくなり、心が休まる暇がありませんでした。

今回就職した会社はこの中の「設計・デザイン」だけを担当します。収入は下がってしまいますが、それぞれの分野に責任者がつくので、その分負担は軽減されます。

苦手な管理会社との折衝やクレーム対応などが業務範囲から外れるので、私にとって大きな決断の要因になりました。

3-2|在宅勤務が可能かどうか

どこでも好きな場所で仕事が出来る。フリーランスの大きなメリットの一つではないでしょうか。

ワーママにとって、通勤がないのは大きな負担軽減ですよね。通勤に片道1時間かかるなら1日2時間子供と過ごす時間が増えるのです。

コロナの流行でTHE保守的な国日本でも在宅勤務の可能性を広げてくれました。

正社員として安定的に働きながら、在宅で仕事が出来れば最高ですよね。

3-3|この先のキャリアプランにプラスになるかどうか

子供が出来てから職種を見直したり、違う部署で働くことにし、自分のやりたいことや第一線から退いてしまう人も少なくないと思います。

確かに子供が生まれて数年は、以前と同じように働くのは難しいかも知れません。

ただ、子供もいずれ自分の手元を離れていきます。

その時いざ働きたいと思ってもキャリアプランを断ってしまうと、もう一度自分のやりたいことをやろうと思っても難しいケースも出てくるのでないでしょうか。

今回の決断で、「デザインする」という肝の部分を残すのは、私の譲れないところでした。

収入が減っても、なんとかしがみついて少しでも成長していくことが10年後の自分を助けてくれるのだと信じています。

3-4|子育て経験者の在籍状況

今回の正社員雇用を後押ししてくれたも、これから上司になる女性部長の存在です。

その人自身お子さんがおり、まだ育休・産休が整っていない会社の中で子育てしながらデザイナーを続ける道を切り開いてきた方でした。

ライフスタイルが変化しがちな女性たち。当たり前のように優秀な人材が辞めていくのはもったいないと、子育てしながらキャリアをつめる仕事場づくりをしたいと信念をもっている方です。

子育てしながらの仕事がどんな障害や困ったことがあるか身をもって経験している方がトップなのは、仕事を続けていく上大変ありがい環境だと思っています。

4|まとめ

フリーランスという言葉だけ聞くと、自由がきいて働きやすいというイメージを持つ方も多いと思います。

実態はそうでないことも多く、どういった働き方でどのくらいのお金が稼げるのかをしっかり理解する必要があります。

・フリーランスになった時の現実的な働き方。収入面。
・正社員になるとしたらどのような条件が必須かどうか。

を丁寧に検討する必要があると思います。

振り返ると、アラフォーの子持ち主婦の私が、我ながら良い会社によく拾ってもらえたなぁと思います。

それには、自分なりに頑張ってきた実績や、決断してきた選択の末にあることだと思っています。

なぜアラフォーの子供がいる自分が正社員に雇ってもらえたのか
インテリア業界とワーママの可能性。どんな人材なら求めらるのか

を、こちらのブログに書いたので、これからインテリア業界で働きたい人・好きな仕事をつづけながら子育てや家庭も充実したいと考えている人は参考にしてみて下さいね。

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